最短で最大の幸せ
私は結婚ができない。
私は同姓婚をしたくないから。
だから、「今の日本では」結婚ができない。
(※国際結婚なら別姓婚できるよ〜)
なぜ同姓婚をしたくないのか
というと、自分の姓に思い入れがあるから、色々な届出をしたり仕事する上で面倒だから、さまざまな理由があるけれど、とにかく結婚するために男女どちらかの姓を変えなければいけない、と法律で決まっているのは、変だ。
しかも、よっぽどの理由が無い場合は、女が姓を変えなければいけないようで、
結婚する、姓が変わる、男の「家に入る」、=全女の幸せだと、まだみんな信じきっている。
変だ~
名前ってアイデンティティだ。
男にとっても女にとっても、それ以外も、関係ない。名前に縛られる必要は無いけれども、自分がどう名乗り、どう生きて行くかを決める権利は自分だけにある。
ちなみに、私は姓に何の思い入れも無いし、別に姓がどうなってもいいのだけど、パートナーとは常に対等な関係でありたいと考えているから、「どちらかが姓を変える」こと自体が納得できない。だから別姓婚か、「お互いで自由に自分たちの姓を作っていい婚」とかじゃないと嫌なのだ。
でもいくら私みたいな人たちが必死に抵抗し、主張しても、社会が変わるとは思っていない。
だって、固定観念って楽だからだ。
頭を使わなくていい。
私は同性婚に賛成だし、別姓婚にも賛成だし、事実婚も、別居婚も、友達と一生暮らすのも、一人で暮らすのも、三人でひとつなのも、相手が代わる代わる変わるのも、賛成というか、その人が勝手にすればいいと思う。だって誰が誰と一緒に暮らそうが、私には全然関係ないし、誰が誰と一緒にいるかを決める権利は、私にはひとつも無いから。自分のがあるだけ。
こういう考え方は、「正解」が無い。正解も不正解も無い。ただそこに、その状態があるだけ。
でも、頭を使わずに、カンタンに白か黒かを決めたい人にとっては、こういう考え方は邪魔だ。「これが幸せ」という答えがあって、それに沿ってるか沿ってないかで判断したいのだ。
カンタンな正解は、誰にでもわかりやすいから、強い。
正解も不正解も無い、「ただの状態」は、弱い。わかりにくいし、判断しにくいし、自分ごとにもしにくいし、70億人いれば70億通りの「状態」があるから。
70億なんて、途方も無さすぎる。2ならカンタンだ。
だから私は、馬鹿げた「幸せ」や「不幸せ」や「正解」や「不正解」や「男」や「女」を押し付けてくる、バカでどうしようもない人たちや社会にいつか勝てるなんて、全然思ってない。みんなが幸せな社会なんて絶対来ないと信じている。それは絶望とも言う。
だけど、自分の中で、自分の考えだけは曲げないで生きてれば、70億分の1の自分の幸せな人生を送れると信じている。そしてどうにか生きている。